『小倉一郎の〔ゆるりとたのしむ〕俳句入門』小倉一郎著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (評論・文学研究) 『小倉一郎の〔ゆるりとたのしむ〕俳句入門』 著者 小倉一郎 [著] 出版社 日本実業出版社 ジャンル 文学/日本文学詩歌 ISBN 9784534057556 発売日 2020/01/30 価格 1,540円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『小倉一郎の〔ゆるりとたのしむ〕俳句入門』小倉一郎著 [レビュアー] 産経新聞社 読み進むうちに、句が自然に、次々と湧いてくる。書店に俳句入門書は多く並ぶが、読めば読むほど、金縛りに遭ったごとくに句が作れなくなる本も少なくない。 それとは全く逆で、かつ知識も増える。例句は約90で半分以上が著者の作。俳優として生きてきた自身の身辺を見詰めた句が並ぶ。山田太一、木下恵介、小林桂樹、市原悦子、浅茅陽子、川谷拓三といった人々が顔を出すのもほどよい彩りとなっている。 読者に教えるという姿勢を取ることなく、俳句の基本は巧みに解説している。「あっ、できた」となること請け合いだ。(日本実業出版社・1400円+税) 2020年4月12日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 日本実業出版社 小倉一郎の〔ゆるりとたのしむ〕俳句入門 小倉一郎