『バーテンダーの流儀』
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます
【気になる!】新書 『バーテンダーの流儀』
[レビュアー] 産経新聞社
〈魂が少しだけ傷ついた夜のためにバーはある〉。そして、〈そこにはバーテンダーがいる〉。
ドラマ、アニメ化もされた「バーテンダー」など酒をモチーフにした漫画の原作者である著者が、これまで巡り合ってきたバーテンダーと店の逸話などから「バーに宿る魂」「バーという風景」の意味を説く。
バーテンダーの矜持(きょうじ)にふれるとともに、バーは「飲んで酔っ払う場所ではない」、また、「女を口説くな」をはじめ客が知っておきたい「バーの十戒」などから美意識、ダンディズムも学ぶ。巻末の厳選BARリストも参考にしたい。(城アラキ著、集英社新書・820円+税)