今秋、日本学術会議の会員任命で同会議に推薦された中で6人の任命が見送られた問題を通じ、世間の注目を浴びることになった同会議を徹底的に深掘りした。
実はこの問題をいち早く報じたのは、日本共産党の機関紙。本書は日本学術会議を「共産党の牙城」とみていた元総理府総務長官(当時)の言葉も紹介している。
会員に理系は少なく、文系が圧倒的に多く、特定のグループに既得権益化しているといった日本学術会議の問題点や“闇”が次々と明らかに。政府は、日本学術会議の民営化や廃止も視野に速やかに検討すべきだと訴える。(ワック・900円+税)
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2020年12月20日 掲載
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