『絶対美感』假屋崎省吾著

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絶対美感

『絶対美感』

著者
假屋崎省吾 [著]
出版社
早稲田大学出版部
ジャンル
芸術・生活/諸芸・娯楽
ISBN
9784657210142
発売日
2021/10/27
価格
990円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『絶対美感』假屋崎省吾著

[レビュアー] 産経新聞社

世界的な華道家の詩的自伝である。クラシック音楽と園芸を愛した母と、公務員として都市計画に携わった父の下で、内気で無口な少年は楽譜と設計図に絵画的な美を感じるような豊かな感性を育んでゆく。

中学生のときに何かが忍び寄ってくる。恋愛対象が女性でないことを自覚する。そして草月流3代目家元の勅使河原宏さん、美輪明宏さんとの出会いがその人生を決定づける。

「花をいけるように言葉をいけてみました」と書く。詩的な文章は感謝の気持ちに満ちており、すがすがしい読後感をもたらす。(早稲田新書・990円)

産経新聞
2021年10月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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