うさぎのルウェリンは、いろいろなものをびんに入れていました。花や鳥の羽、ハートの形の石。中をのぞくと、きれいな景色や楽しい思い出がよみがえります。
ある日、エブリンと出会い、仲良くなります。ふたりは一緒に出掛け、虹や波の音など入るはずがないものばかりをびんに入れました。
月日がたち、遠い町へ引っ越したエブリンに、ルウェリンはあるものをびんに詰めて送り―。
友達との色あせない思い出、離れても通じる心が幻想的な絵とともに胸に迫る。(光村教育図書・1650円)

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2022年9月25日 掲載
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