コピーが容易なデジタルデータに対し、ブロックチェーンの技術を使って唯一性を担保するNFT。こうした〝証明書〟をデジタルアートなどに付けたのが、「NFTアート」だ。
昨年、老舗の競売会社で約75億円の値で落札される作品が出るなど、注目のNFTアートだが、モノとしての形がないデジタル資産になぜ大金を出す人がいるのかと、もやもやした疑問を持つ人は少なくない。
NFTアートの本質と現在地、そして既存の閉鎖的なアート市場を変え得る大きな可能性についても、分かりやすく解説した一冊。(平凡社新書・1056円)

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2022年11月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
