【気になる！】新書『年収４４３万円　安すぎる国の絶望的な生活』小林美希著

給与所得者の平均年収（令和３年、平均年齢４６・９歳）程度で暮らす人々の生活実態に迫っている。

「１個８０円のたまねぎは買わない」「サイゼリヤは神」「病気が見つかるといけないので健康診断は受けない」など、切実な声を多数紹介。「平均的な収入があっても生活がギリギリだという新たなフェーズに入っている」と指摘する。

就職氷河期世代で非正規雇用を経験した著者が切り込む雇用問題は重要だ。だが、まずはあとがきにあるように「これはヤバイかも、節約しなきゃ」とわが身を振り返るきっかけに。（講談社現代新書・９６８円）

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• 小林美希
• 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

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