【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ小説5選

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【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ小説5選

[レビュアー] カドブン

サプライズをされるのが苦手な人がいます。
ドッキリする仕掛け、予告のないパーティ、思いがけないプレゼント、不意打ちのプロポーズ。
どんな顔をしたらいいのかわからないし、人前で気をつかうし、喜ばなくちゃいけないし、心の準備もできないし、そもそも予想できないことが好きじゃない。

そんな人に、そっとミステリを贈ることができたら。
びっくりするよ、と予告して。人は死ぬけど、犬は死なない、と前置きして。あるいは、誰も死なない、と約束して。
きっと驚くよ、と何度念押ししても、強固なミステリは破れなくて、ちゃんと驚きが待っている。

予告付きのサプライズって、なんて優しいのだろう、と思いながら選んだ、2023年おすすめの5つのミステリ、お贈りします。

■一番優しいサプライズ。2023年必読のミステリ5選

■川瀬七緒『四日間家族』(KADOKAWA刊)

【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ...
【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ…

誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。ノンストップ犯罪小説!

自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322210001445/

■東野圭吾『魔女と過ごした七日間』(KADOKAWA刊)

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ!

AIによる監視システムが強化された日本。
指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。
「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」
不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。

少年の冒険×警察ミステリ×空想科学
記念すべき著作100作目、圧巻の傑作誕生!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322208000298/

■呉勝浩『素敵な圧迫』(KADOKAWA刊)

【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ...
【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ…

『爆弾』『スワン』の気鋭が放つ、超弩級のミステリ短編集

「ぴったりくる隙間」を追い求める広美は、ひとりの男に目を奪われた。あの男に抱きしめられたなら、どんなに気持ちいいだろう。広美の執着は加速し、男の人生を蝕んでいく――(「素敵な圧迫」)。

交番巡査のモルオは落書き事件の対応に迫られていた。誰が何の目的で、商店街のあちこちに「V」の文字を残したのか。落書きをきっかけに、コロナで閉塞した町の人々が熱に浮かされはじめる――(「Vに捧げる行進」)。

ほか全6編を収録。
物語に翻弄される快感。胸を貫くカタルシス。
文学性を併せ持つ、珠玉のミステリ短編集。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000843/

■伊坂幸太郎『777 トリプルセブン』(KADOKAWA刊)

【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ...
【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ…

そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――

累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作
『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!

やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。

そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000745/

■白井智之『エレファントヘッド』(KADOKAWA刊)

【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ...
【2023年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ…

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000038/

KADOKAWA カドブン
2023年10月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

KADOKAWA

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