『ChatGPT時代の文系AI人材になる』
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『ChatGPT時代の文系AI人材になる』野口竜司著/『趣味のChatGPT』酒井麻里子著
[レビュアー] 佐藤義雄(住友生命保険特別顧問)
生成AIがブームとなっている。賛否両論あるが、自分で体験することも重要だろう。入門書として2冊を紹介したい。
『ChatGPT時代の文系AI人材になる』(東洋経済新報社、1760円)は、わかりやすい説明でAIの世界に案内してくれる入門書。文系の自分にはハードルが高いと感じている人ほど読んでほしい。生成AIを使うには難しいプログラミングは不要で、日常の自然な言語による操作で十分であり、文系の人でも使いこなせるし、むしろ向いているのではと著者はいう。接客用のAIキャラ「AIバイト」=写真右=などの活用事例もあり、AI時代の到来に不安を感じている人々に学ぶ意欲を起こさせてくれる一冊。
楽しいことがAIでできないか、という人には『趣味のChatGPT』(理工図書、1760円)はピッタリのガイドブックだ。川柳やレシピのほか、かわいらしい絵を生成AIで作成する例=写真左=も紹介し、AIとの距離を縮めてくれる。