歌川国芳の「猫」作品の傑作《猫の左仮》が特別出品!

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歌川国芳の魅力を全方向から見つめ、大好評を博している府中市美術館「歌川国芳 21世紀の絵画力」展に驚きの猫作品が特別出品されました!

歌川国芳といえば浮世絵愛好家以外にも「猫」作品の面白さはよく知られているところ。

その「猫」作品で、今まであまり観られたことがないと思われる傑作が発見されました。

それは《猫の左仮》という作品です。

配色が大変美しく、また、猫の絵を得意とし、国芳の本領が発揮された優品で、かねてから人気の高い《おぼろ月猫の盛》と関わりのある作品だと考えられます。

府中市美術館では急きょ、4月19日(水)から展示を始めました。

猫の左仮
歌川国芳 《猫の左仮》

輝く満月の下、猫たちが宴を繰り広げています。

真っ赤な卓に並ぶ染付の鉢や皿には、ごちそうがたっぷりと盛られ、拳遊びをしたり、三味線をつま弾いたりする猫たちが実に楽しそう。猫たちの着物もイカ柄あり、アワビ柄あり、小判柄ありと趣向が凝らされています。

こんな宴に加われたらさぞかし楽しいことでしょう。

府中市美術館では《おぼろ月猫の盛》と並べて展示されていますので、ぜひ、実作品をご覧ください。

■日時:開催中 5月7日(日)まで 
■会場:府中市美術館
■電話:042-336-3371(代表)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi21.html

講談社
2017年4月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

講談社

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