「子供がワクチンを打つことについては強く疑義を呈したい」ウイルス学の専門家・宮沢孝幸准教授の新書がベストセラー

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 4月5日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』が獲得した。
 第2位は『80歳の壁』。第3位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『ウイルス学者の責任』。京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の宮沢孝幸さんがウイルス学の専門家として新型コロナウイルスへの対策やワクチン摂取について持論を述べた一冊。宮沢准教授は新型コロナウイルスが蔓延しはじめた初期からTwitterで、わかりやすい言葉を使いながら若者たちに向けて感染防止策を呼びかけていた。同書では日本の自粛要請は過剰であり、《子供がワクチンを打つことについては強く疑義を呈したい――》としている。

1位『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』黒川祐次[著](中央公論新社)

ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきたのか。スキタイの興亡、キエフ・ルーシ公国の隆盛、コサックの活躍から、一九九一年の新生ウクライナ誕生まで、この地をめぐる歴史を俯瞰。人口五〇〇〇万を数え、ロシアに次ぎヨーロッパ第二の広い国土を持つ、知られざる「大国」の素顔に迫る。(中央公論新社)ウェブサイトより

2位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

4位『ウイルス学者の責任』宮沢孝幸[著](PHP研究所)

5位『ヒトの壁』養老孟司[著](新潮社)

6位『子どもが心配 人として大事な三つの力』養老孟司[著](PHP研究所)

7位『捨てない生きかた』五木寛之[著](マガジンハウス)

8位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

9位『腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する』黒尾誠[著](幻冬舎)

10位『現代思想入門』千葉雅也[著](講談社)

〈新書ランキング 4月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年4月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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