辻村深月「一番の自信作」コロナ禍でままならない思いを抱える中高生を描いた最新作『この夏の星を見る』が初登場[文芸書ベストセラー]
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- Book Bang編集部
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- (日本の小説・詩集)
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- この夏の星を見る
- 価格:2,090円(税込)
7月4日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『汝、星のごとく』が獲得した。
第2位は『くもをさがす』。第3位は『この夏の星を見る』となった。
3位に初登場の『この夏の星を見る』は直木賞作家・辻村深月さんの最新作。コロナ禍で複雑な思いを抱える中高生たちが主人公。日本各地の天文部で活動する若者たちがコロナ禍に直面し、やりきれない思いを抱えるなか、星空を見上げることでつながりを持ち、前を向いて進みはじめる。コロナ禍でままならない思いを抱えたすべての人に贈る感動作だ。7月1日に放送されたTBS系バラエティ番組「王様のブランチ」で特集され話題となった。辻村さんは番組のインタビューで「一番の自信作といえる」と話している。
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- 汝、星のごとく
- 価格:1,760円(税込)
1位『汝、星のごとく』凪良ゆう[著](講談社)
その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。(講談社ウェブサイトより抜粋)
2位『くもをさがす』西加奈子[著](河出書房新社)
カナダで、がんになった。「私は弱い。徹底的に弱い」。でもーーあなたに、これを読んでほしいと思った。祈りと決意に満ちた著者初のノンフィクション。(河出書房新社ウェブサイトより)
3位『この夏の星を見る』辻村深月[著](KADOKAWA)
亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』杉本昌隆[著](文藝春秋)
5位『街とその不確かな壁』村上春樹[著](新潮社)
6位『レーエンデ国物語』多崎礼[著](講談社)
7位『夜果つるところ』恩田陸[著](集英社)
8位『ジウX』誉田哲也[著](中央公論新社)
9位『無職転生 ~蛇足編~1』理不尽な孫の手[著](KADOKAWA)
10位『辺境伯様は聖女の妹ではなく薬師の私をご所望です』なか[著](アルファポリス)
〈文芸書ランキング 7月4日トーハン調べ〉
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