池上彰が世界情勢を歴史で読み解く 解説書が人気 イスラエル・パレスチナ問題は「ニュースそうだったのか!!」で特集[新書ベストセラー]

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 10月11日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『老い方、死に方』が獲得した。
 第2位は『歴史で読み解く!世界情勢のきほん』。第3位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』となった。

 2位に初登場の『歴史で読み解く!世界情勢のきほん』は池上彰さんによる世界の国々の歴史解説書。インド、中国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、グローバルサウス、ブラジル、アメリカと章立てられており、それぞれの国家が生まれた経緯や歴史が解説されている。歴史を紐解くことで現代で起こっている出来事の意味や各国の思惑がわかりやすくなる。目下、世界情勢で注目はイスラエルとパレスチナの紛争激化だが、そちらについては10月14日(土)よる8時00分から放送されるテレビ朝日系番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」で特集される予定だ。同番組もSBクリエイティブより書籍化されており、現在9冊が刊行されている。

1位『老い方、死に方』養老孟司[著](PHP研究所)

「生物学」「認知症と介護」「都市と田舎の老後の暮らしの違い」「自我の在り方」の四つの視点から、老いと死を見つめる対談集。(PHP研究所ウェブサイトより)

2位『歴史で読み解く!世界情勢のきほん』池上彰[著](ポプラ社)

急成長中のIT大国インド、一強を狙う中国、ウクライナに侵攻したロシア――歴史をおさえると、各国の思惑がよくわかる!(ポプラ社ウェブサイトより)

3位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『「発達障害」と間違われる子どもたち』成田奈緒子[著](青春出版社)

5位『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』石井暁[著](講談社)

6位『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』内田樹[著]白井聡[著](朝日新聞出版)

7位『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ[著]秋田喜美[著](中央公論新社)

8位『日本の歪み』養老孟司[著]茂木健一郎[著]東浩紀[著](講談社)

9位『脳の闇』中野信子[著](新潮社)

10位『9割が間違っている「たんぱく質」の摂り方』金津里佳[著](青春出版社)

〈新書ランキング 10月11日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年10月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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