2024年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』マンガ化決定! シリーズ累計発行部数は50万部を突破[文芸書ベストセラー]

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 4月9日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は天下を取りにいく』が獲得した。
 第2位は『風の中に立て -伊集院静のことば- 大人の流儀名言集』。第3位は『spring』となった。

 1位の『成瀬は天下を取りにいく』は4月10日に発表された「2024年本屋大賞」も受賞した。同作は滋賀県大津市を舞台に、全力で我が道を突き進む個性的な中学生・成瀬あかりの生きざまを描いた青春小説。著者の宮島未奈さんは今作がデビュー作。宮島さんは受賞後に《『成瀬は天下を取りにいく』をお読みくださった皆さま、ありがとうございました。推してくださった方々のおかげで、成瀬あかり史に2024年本屋大賞第1位が刻まれました。いつか天下を取る日まで、引き続き見守っていただけると幸いです。膳所から世界へ!》とのコメントを発表。8位にランクインした続編の『成瀬は信じた道をいく』と合わせ、累計発行部数は50万部を突破している。また4月26日にオープン予定のWEB漫画雑誌コミックバンチKaiでマンガ版の連載がスタートすることも決定した。

1位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!話題沸騰、圧巻のデビュー作。(新潮社ウェブサイトより)

2位『風の中に立て -伊集院静のことば- 大人の流儀名言集』伊集院静[著](講談社)

2023年11月24日、作家の伊集院静さんが永眠されました。交友関係は文壇や芸能界、スポーツ界と幅広く、多くの人に愛されました。数々の名小説を残した作家でありながら、作詞家としても活躍、『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』の名曲を手掛けました。酒とギャンブルを愛し、ゴルフの腕前も一流。銀座通いも有名で、女性にも男性にもモテました。そんな伊集院さんは生前、エッセイの中でたくさんの言葉を残しています。「酒の良し悪しは、呑み手の心情にある」「人生というものは総じて割に合わないものだ」「理屈は、やることをやった後での無駄口の類いのものだ」「さよならも力を与えてくれる」ーー。本書では伊集院さんが、生と死、冠婚葬祭での作法、大人の遊び方・働き方について語った言葉の数々を収録しました。その言葉にはユーモアがありながら、その裏側には人間を見つめる深い眼差しがあります。伊集院さんの言葉が、生活のさまざまな局面で、きっと人生の支えとなるはずです。(講談社ウェブサイトより)

3位『spring』恩田陸[著](筑摩書房)

「俺は世界を戦慄せしめているか?」少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。一人の天才を巡る四つのspring。構想10年、待望のダンサー小説!(筑摩書房ウェブサイトより)

4位『すべての恋が終わるとしても -140字の恋の話-』冬野夜空[著](スターツ出版)

5位『転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります 4』あやさくら[著](アース・スターエンターテイメント)

6位『ふつつかな悪女ではございますが8 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』中村颯希[著](一迅社)

7位『すべての恋が終わるとしても -140字の忘れられない恋-』冬野夜空[著](スターツ出版)

8位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)

9位『板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh』原田マハ[著](幻冬舎)

10位『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子[著](講談社)

〈文芸書ランキング 4月9日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年4月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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