【今週の労務書】『企業年金に関する基礎資料 平成30年度版』

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【今週の労務書】『企業年金に関する基礎資料 平成30年度版』

[レビュアー] 労働新聞社


『企業年金に関する基礎資料 
平成30年度版』

制度と最新動向を紹介

企業年金や公的年金、海外の年金制度の概要と豊富な統計データを集めた一冊。企業年金連合会が毎年発行している。

最新の動向も紹介している。30年度版では、31年度決算から一定の要件を満たす確定給付企業年金に導入が義務付けられる「AUP」(公認会計士などが依頼者との間で調査手続きの詳細について合意し、合意内容でチェックを実施、結果を報告するもの)にページを割いた。

統計データは最新のものを収録しており、トレンドが分かる。確定拠出年金のデータをみると、マッチング拠出の実施率が53.5%と、半数を超えた。昨年5月に努力義務となった継続投資教育の実施率は74.0%で、この5年間で約20ポイント増加している。

制度のある企業は一冊持っておくと安心だろう。

労働新聞
平成31年3月18日第3201号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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