【気になる!】新書『インド残酷物語 世界一たくましい民』

レビュー

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インド残酷物語 世界一たくましい民

『インド残酷物語 世界一たくましい民』

著者
池亀 彩 [著]
出版社
集英社
ジャンル
社会科学/民族・風習
ISBN
9784087211917
発売日
2021/11/17
価格
968円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書『インド残酷物語 世界一たくましい民』

[レビュアー] 産経新聞社

南インドでフィールドワークを続けてきた社会人類学者が、身近に接した労働者らを通して市井のリアルな暮らしをつづった。

著者が契約していたタクシー運転手は、息子にカーストの壁を乗り越えさせようと教育の機会を求める。家事手伝い人の家族は、間借りしていた部屋から新しい団地に引っ越すが、内装費用の工面に困っている。

IT大国として成長を遂げたインドだが、出自による差別は根強い。本書では、旧不可触民に対する差別や解放運動に携わる人々も取り上げている。あまり知る機会のないインドの現実が浮かび上がる一冊だ。(池亀彩著、集英社新書・968円)

産経新聞
2021年11月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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