『一生モノの物理学　文系でもわかるビジネスに効く教養』鎌田浩毅・米田誠著

レーダーは、もとは兵器として開発が進められ、現代では生活に役立っている。レーダーの主な技術は日本発。にもかかわらず、先の大戦では実戦配備が遅れた。軍用レーダー開発の副産物として電子レンジが生まれた―。こんな歴史を知れば、物理に興味が湧くかもしれない。

本書は、日本人の物理を理解する力の低下を「未来の国力を左右する重大事」と憂えた京都大名誉教授と予備校講師が、一般向けに執筆した。内視鏡やＸ線など、社会で使われている技術を題材に物理の法則を解説。その分野に貢献した偉人も紹介しているので親しみやすい。（祥伝社・１７６０円）

• 祥伝社
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• 鎌田浩毅
• 一生モノの物理学 文系でもわかるビジネスに効く教養
• 米田誠

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