【児童書】『奇妙で不思議な菌類の世界』ウェンジア・タン絵、リン・ボディ文、白水貴監訳、斉藤隆央訳

キノコやカビなどを代表例とする菌類。動物とも植物ともいえず、肉眼で見えない種類も多いため、子供の興味をひきづらい存在だが、動物の消化補助や植物の養分摂取、死んだものの分解など、生態系にとってかけがえのない役割を果たしている。

ものを腐らせたり皮膚病の原因になったりと怖い印象もあるが、パンやしょうゆといった食品の製造、さらに創薬やバイオ燃料開発など、人間の生活に欠かせない存在でもある。著名な菌類学者が、豊富なイラストとともにその魅力を易しく解説。（創元社・２４２０円）

• 創元社
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• 奇妙で不思議な菌類の世界
• ウェンジア・タン
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