『続・切手もの知りBook』
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『続・切手もの知りBook』田辺龍太著
[レビュアー] 産経新聞社
文月のふみの日(7月23日)にちなむ郵便切手が今年も発売された。電子メール全盛とあって使用する機会は減少しているだろうが、凝縮されたデザインが美しい〝紙の宝石〟の収集家は健在だ。
日本郵便の会議で決まったテーマをもとに、切手デザイナーが実物の6~8倍のサイズで図案の原画を描くという。異なる図案が2種類以上つながった「連刷切手」、過去の図柄を新規デザインに組み込んだ「切手の切手」、2カ国・地域以上の郵政が共通テーマで作る「共同発行の切手」は見ていて楽しい。なんらかの理由で世に出なかった「不発行切手」も収録。 (切手の博物館・1320円)