『おしまい図鑑』真山知幸著

偉人を研究する著者が本書で注目したのは、偉人たちが晩年をどう過ごしたか。死後の世界と交信する装置に取り組み、来世でも研究すると宣言した発明家エジソン。不治の病と知り戦場に出た軍師の竹中半兵衛。５０年以上ベッドで生活しながら９０歳まで生き、病院改革を進めたナイチンゲール。不老不死を求めた秦の始皇帝。

他にも画家ダリ、『南総里見八犬伝』の作者の滝沢馬琴ら古今東西の偉人の事例や、さまざまな辞世の句、終活ぶりも紹介する。「『おしまい』について考えることは、人生の新たな『はじまり』を考えること」と著者。考えさせられる一冊だ。（笠間書院・１５４０円）

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• おしまい図鑑: すごい人は最期にどう生きたか?

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