壇蜜の魅力は「語彙力」にあった 銀座で鍛えられた話術に齋藤孝先生も脱帽

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 久米宏さん(72)が書店店長、壇蜜さん(35)が書店員となり、毎回話題の本を取り上げるBS日テレの番組「久米書店」に教育学者の齋藤孝さん(55)が出演した。齋藤先生が壇蜜さんの語彙力を絶賛し、壇蜜さんの才色兼備な魅力のルーツが明らかにされた。

■語彙力があがる実践的な一冊

『語彙力こそが教養である』は豊かな語彙を持つことが知的生活を豊かにすると説いた一冊。語彙が豊富になることで見える世界が変わり、ビジネスにおいてもワンランク上に行けると説く。語彙力をつけるための読書術だけでなく、読書が苦手な人のためにネットやテレビ、歌詞などからも語彙力を鍛える方法が解説されている。読むだけで語彙力があがる実践的な一冊だ。

■ちょっとした雑談でばれる読書歴

 まず久米さんは語彙と単語は違うと指摘。それには齋藤先生も同意し「語彙は文脈に乗っかってこないとダメ」だと解説した。いくら難しい単語を知っていても、文脈の中で使いこなせないものは語彙のなかに入らないと主張した。

 そして最近の若者の傾向として、活字的な語彙力が減っていると語った。新聞や本にしか出てこない言葉が存在するため、その人が読書をしてきたかどうかは「ちょっとした雑談でわかる」と明言。語彙力は会話の表現力や説明力に直結しているため、少し話すだけで知的レベルがわかってしまうと警鐘を鳴らすと、久米さんも「10秒くらいで見抜かれる時ってありますからね」と納得していた。

1「久米書店」公式サイトより

■壇蜜はどうして人気なのか

 そして「語彙の『彙』の字がゲシュタルト崩壊を起こす」や「お上とエンジニアのつばぜり合い」など番組内での壇蜜さんの発言に注目した齋藤先生。タレントとしての壇蜜さんが人気のなのは、そのような言葉がさらっと出てくる「語彙力」にあると絶賛した。

 壇蜜さん自身も「銀座はシビアでした」と鍛えられたのはホステス時代だと明かした。お客さんとの会話についてゆくために経済や株の知識が大事だったと語るも、「だからといって『ごっこ遊び』をおろそかにすると『気取った人』と思われる」と知識と慎みのバランスが大事だったと振り返った。

■「やばい」で全部を済ますのは「やばい」

 また齋藤先生は語彙の豊富な頭の良い人と話していると自分も頭が良くなると説き、その逆も同様だと語る。久米さんが今の若い子たちは「やばい、すごい、あがる」などで全て済んでしまうようなコミュニケーションを合理的と感じているのでは? と指摘すると、齋藤先生は社会に出て年上の人と話すときに絶対に困ると釘を刺した。

 この日の「本のギョーカイ新聞」のコーナーでは書店に並ぶ本の紹介POPに注目した。POPの名人と呼ばれる三省堂書店の内田剛さんが出演し、POP作りの極意を解説した。また編集者が本を売り込む「蜜読」のコーナーでは『ハッキヨイ!せきトリくん ひよの山の英会話に待ったなし! 』リサ・ヴォート[著]にしづかかつゆき[イラスト](Jリサーチ出版)が紹介された。

久米書店 ヨクわかる!話題の一冊」はBS日テレにて毎週日曜18:00から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年8月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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