地震、豪雨、台風、津波、噴火…… 数々の天災に見舞われた日本には「先人の知恵」がある[新書ベストセラー]

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 10月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『昭和の怪物 七つの謎』が獲得した。
 第2位は『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』。第3位は『極上の孤独』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』。歴史家の磯田道史さんが古文書や資料に残された「災い」の記録をひもといた一冊。2014年の発売ながらこの夏、豪雨、地震、台風など数々の天災にみまわれた我が国で再び注目を集め、現在13万部を突破する売れ行きとなっている。現代に生きる我々でも天災を予知し逃れることは難しい。しかし先人が残してくれた災害の記録から、被害の状況や生き延びた人たちの行動を学び、天災と向き合う時の糧にすべきだと磯田さんは訴える。2015年に第63回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した同書は今後も読み継がれる一冊となるだろう。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『昭和の怪物 七つの謎』保阪正康[著](講談社)

昭和史研究の第一人者が出会った「戦争の目撃者たち」。東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した「歴史の闇」に迫る。(同書帯より)

2位『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』菅野仁[著](筑摩書房)

「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。(筑摩書房ウェブサイトより)

3位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで』中公新書編集部[編](中央公論新社)

5位『トランプのアメリカに住む』吉見俊哉[著](岩波書店)

6位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

7位『日本の税金 第3版』三木義一[著](岩波書店)

8位『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』磯田道史[著](中央公論新社)

9位『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子[著]大塚宣夫[著](文藝春秋)

10位『ルイ・アルチュセール 行方不明者の哲学』市田良彦[著](岩波書店)

■新書 ノベルスランキング

1位『Perfect Darling 「豪華客船で恋は始まる」短編集』水上ルイ[著](リブレ)

2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』誉司アンリ[小説]堀越耕平[原作](集英社)

3位『ONE PIECE novel A スペード海賊団結成篇(1)』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

4位『インド倶楽部の謎』有栖川有栖[著](講談社)

5位『十津川警部 長崎 路面電車と坂本龍馬』西村京太郎[著](祥伝社)

6位『王子の夢と鍵の王妃』妃川螢[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

7位『天使たちの課外活動(6)テオの秘密のレストラン』茅田砂胡[著](中央公論新社)

8位『ONE PIECE novel A 新世界篇(2)』浜崎達也[小説]尾田栄一郎[原作](集英社)

9位『かぐや様は告らせたい 小説版 秀知院学園七不思議』赤坂アカ[原作]羊山十一郎[著](集英社)

10位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 10月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年10月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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