世界的ベストセラー『サピエンス全史』のハラリ氏新刊『21 Lessons』がランクイン

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 11月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『反日種族主義 日韓危機の根源』が獲得した。
 第2位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。第3位は『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』(いずれも河出書房新社)で世界的に注目を集めたユヴァル・ノア・ハラリさんの最新作。『サピエンス全史』では過去を紐解き、『ホモ・デウス』では未来を予測したハラリさんが、今作ではついに「現在」を語る。ナショナリズムやテロ、移民、ポスト・トゥルースなど今日世界的に問題となっている21のトピックについて解説し、世界で何が起こり、我々がそれをどう受け止めればよいのか? 思索し議論するための視点を提供する一冊となっている。

1位『反日種族主義 日韓危機の根源』李栄薫[編著](文藝春秋)

韓国を震撼させたベストセラー、日本語版がついに登場!(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社ウェブサイトより)

3位『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』伊集院静[著](講談社)

一人で生きることを自覚せよ、と言っても、そう簡単にできるものではない。泣く雨の夕暮れも、一人で膝をかかえて星を見上げる夜半もあるであろう。孤独というものには、やるせなさがどこかに隠れている。なのに一人で生きようとしている人には、家族、兄弟姉妹、仲間、同僚、友と日々、逢ったり、連絡を取り合って、普通に生きている人たちには、ないものがある。あの潔さに似たものは何なのだろうか? ひとりで生きることは、一見淋しいものに思えるが、実は美しい人間の姿であるのかもしれない。――伊集院静 シリーズ累計195万部超の大ベストセラー第9弾。(講談社ウェブサイトより)

4位『アラサーちゃん 無修正(7)』峰なゆか[著](扶桑社)

5位『高倉健、その愛。』小田貴月[著](文藝春秋)

6位『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』ユヴァル・ノア・ハラリ[著]柴田裕之[訳](河出書房新社)

7位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ストーリーブック』サンエックス[監修]主婦と生活社[編](主婦と生活社)

8位『大家さんと僕 これから』矢部太郎[著](新潮社)

9位『緊急報道写真集 2019・10 台風19号 長野県災害の記録』信濃毎日新聞社編集局[編](信濃毎日新聞社)

10位『「日本国紀」の天皇論』百田尚樹、有本香[著](産経新聞出版)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 11月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年11月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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