東野圭吾「ワールドデビュー」作品 日本・中国・韓国で同時発売した『クスノキの番人』文庫化でベストセラー
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- クスノキの番人
- 価格:990円(税込)
8月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『二枚の絵 柳橋の桜(三)』が獲得した。
第2位は『推し、燃ゆ』。第3位は『鬼の花嫁 新婚編三~消えたあやかしの本能~』となった。
4位以下で注目は9位にランクインした『クスノキの番人』。東野圭吾さんが2020年に発表した作品の文庫版。ふとしたきっかけで祈れば願いが叶うというクスノキの番人になることとなった主人公。不思議なクスノキに祈りに来る人々と接しながら、クスノキの秘密を知り成長していく。単行本発売時には日本での発売と同じタイミングで、中国語簡体字版、中国語繁体字版、韓国語版の3つ言語に翻訳され現地で出版された話題作。
ほんのいえ宮脇書店越谷店の書店員さんは《主人公?は、不思議なチカラを宿す巨木クスノキ。そして宿命的にその番人になることになった青年。自暴自棄で運命に流されてきた青年が変わっていく。目に見えない絆の糸が、謎解きを読むようにしながら幻想的に解きほぐされていく。ここにまた東野作品の新境地が生まれた。》と紹介し《東野圭吾のワールドデビューにふさわしい深い作品》と評している。
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- 二枚の絵 柳橋の桜(三)
- 価格:880円(税込)
1位『二枚の絵 柳橋の桜(三)』佐伯泰英[著](文藝春秋)
父・広吉を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、柳橋から姿を消した娘船頭の桜子と、棒術の師匠・小龍太。異国船「上海丸」に乗り込んだ二人は、経験したことのない食べ物、風物に出合い目を見開かれる。そんな中、長崎の出島に招かれ、オランダ人の絵描きコウレルがのこした「二枚の絵」を目にした桜子は、強い衝撃を受ける。果たして、そこにあった不思議な縁とは?(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)
2位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化!解説=金原ひとみ(河出書房新社ウェブサイトより)
3位『鬼の花嫁 新婚編三~消えたあやかしの本能~』クレハ[著](スターツ出版)
新婚旅行を終え、玲夜の隣で眠りについたはずの柚子。でも目覚めたときには横に玲夜はおらず、まったく違う場所にいた。『私の神子――』と声が聞こえ現れたのは、銀糸のような長い髪の美しい神だった。突然目覚めた神に、消えた神器を探すよう告げられ、柚子は玲夜とともに奔走するけれど…!?それはあやかしの溺愛本能を消す代物だった。「たとえ、本能をなくしても俺の花嫁はお前だけだ」文庫版限定の特別番外編・猫又の花嫁恋人編収録。あやかしと人間の和風恋愛ファンタジー新婚編第3弾!(スターツ出版ウェブサイトより)
4位『わたしの幸せな結婚 七』顎木あくみ[著](KADOKAWA)
5位『君たちはどう生きるか』吉野源三郎[著](岩波書店)
6位『オムニバス』誉田哲也[著](光文社)
7位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)
8位『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光[著](新潮社)
9位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)
10位『逆ソクラテス』伊坂幸太郎[著](集英社)
〈文庫ランキング 8月8日トーハン調べ〉
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