【気になる!】新書『アリ語で寝言を言いました』

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アリ語で寝言を言いました

『アリ語で寝言を言いました』

著者
村上 貴弘 [著]
出版社
扶桑社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784594085469
発売日
2020/07/02
価格
990円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書『アリ語で寝言を言いました』

[レビュアー] 産経新聞社

 菌食アリの行動生態などを研究する著者が繁殖や労働、習性などアリの社会を紹介する。時速230キロのスピードで大アゴを閉めるアギトアリ、襲撃されると毒腺を爆発させ、敵を道連れにするジバクアリ、冷戦下の米ソ、現在の米中のように武力衝突を避けるハキリアリVSグンタイアリ…。

 日本上陸の度に注目されるヒアリについては60回以上刺された経験から「痛みは中の上」とし、「正しく怖がろう」と訴える。

 本書のタイトルはハキリアリの音声解析にまつわるエピソードから。それによればアリとの会話まで「もうひと息」とか。楽しみ!(村上貴弘著、扶桑社新書・900円+税)

産経新聞
2020年8月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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