『アリ語で寝言を言いました』
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【気になる!】新書『アリ語で寝言を言いました』
[レビュアー] 産経新聞社
菌食アリの行動生態などを研究する著者が繁殖や労働、習性などアリの社会を紹介する。時速230キロのスピードで大アゴを閉めるアギトアリ、襲撃されると毒腺を爆発させ、敵を道連れにするジバクアリ、冷戦下の米ソ、現在の米中のように武力衝突を避けるハキリアリVSグンタイアリ…。
日本上陸の度に注目されるヒアリについては60回以上刺された経験から「痛みは中の上」とし、「正しく怖がろう」と訴える。
本書のタイトルはハキリアリの音声解析にまつわるエピソードから。それによればアリとの会話まで「もうひと息」とか。楽しみ!(村上貴弘著、扶桑社新書・900円+税)