『細部から読みとく西洋美術』

中世からルネサンス期、近現代の美術まで名作１００点を取り上げ、要所をクローズアップしながら解説している。

名画と呼ばれる作品を前にしても、全体をふわっと概観しただけではどうにも面白みを感じ取れないことがある。本書は、モチーフが象徴する意味や注目すべき技法、歴史的背景などを６７５の拡大図版とともに教えてくれる。

ボッティチェリの「春」、ベラスケスの「ラス・メニーナス」、ピカソの「ゲルニカ」、ウォーホル「マリリンの二連画」…。有名作にもまだ発見すべきポイントがあり、好奇心を刺激してくれる。（スージー・ホッジ著、中山ゆかり訳／フィルムアート社・４１８０円）

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• 細部から読みとく西洋美術　めくるめく名作鑑賞100
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