感性は感動しない 美術の見方、批評の作法 [著]椹木野衣

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感性は感動しない 美術の見方、批評の作法 [著]椹木野衣

[レビュアー] 週刊新潮

気鋭の美術批評家による初の書き下ろしエッセイ集だ。絵を鑑賞する際に大切なのは「なにかを学ぼうとしないこと」だと著者は言う。唯一無二の存在と存在の交錯であり、響き合うかどうかだと。この「絵をまるごと呑み込む」方法からユニークな椹木批評が生まれる。

新潮社 週刊新潮
2018年9月13日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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