【児童書】『巣箱のなかで』鈴木まもる作・絵
［レビュアー］ 産経新聞社
シジュウカラは、巣箱の中でどんなことをしているのだろう－。窓ガラスの外側に直接はり付けた巣箱を、部屋の中からそっとのぞいて観察した絵本。
親鳥は、やわらかなコケや動物の毛を運び込んでつくった巣に、１日１つずつ卵を産み、何百回も餌を運んで育てる。わずか２０日で、ヒナたちは暗く小さな巣箱から、光あふれる世界にはばたいていく。感動的な命のドラマだ。（あかね書房・１３００円＋税）
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2018年9月23日 掲載
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