【聞きたい。】つげのり子さん 『素顔の雅子さま』

インタビュー

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素顔の雅子さま

『素顔の雅子さま』

著者
つげ のり子 [著]/山下 晋司 [監修]
出版社
河出書房新社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784309028569
発売日
2020/01/27
価格
1,760円(税込)

書籍情報:openBD

【聞きたい。】つげのり子さん 『素顔の雅子さま』

[文] 三保谷浩輝

 ■輝くような笑顔に希望


つげのり子さん

 「令和の皇后として、輝くような笑顔の雅子さま。もっと雅子さまのことをお伝えできたらいいなと」

 テレビの皇室番組で約20年、構成を担当しているつげのり子さんが、雅子さまと交流があった人々にインタビューし、幼いころから現在まで折々のエピソードを紹介している。

 田園調布雙葉(ふたば)学園中学校時代の恩師、学友からは同級生で創設したソフトボール部の劇的な初勝利まの日々や、控えめだが、精神的支柱だったこと、OG会での様子などが語られる。

 米ハーバード大留学時代に親交があった現参院議員の猪口邦子さん、愛子さまご出産の主治医だった堤治氏、被災地の人々の話も興味深い。

 聖路加国際病院の松藤凡(ひろし)医師は、小児病棟で行われているアニマルセラピー(動物介在活動)で、雅子さまの愛犬も子供たちを癒やすセラピー犬になっていたことを明かしている。

 「雅子さまは、ご結婚当初から、難しい状況に置かれている子供たちに心を寄せていきたいと話されていましたが、その思いをワンちゃんに託していらっしゃる。すばらしいなと思いました」

 ご一家の絆の強さを物語るコメントも多い。長年交流があるハープ奏者、長澤真澄さんは雅子さまの愛子さまに対する「慈しみの思い」、陛下との会話に「阿吽(あうん)の呼吸」を感じたとも。

 つげさんも気づいたことがある。「公務にお出ましになるとき、陛下のネクタイと雅子さまのお洋服の色が合っていることが多いんです。お二人で何色にしようかと会話があるのか…本当に仲良くていらっしゃるんだなと感じます」

 ご病気で療養期間もあった雅子さまだが、「その間もさまざまな出会いや、どのように国民に寄り添っていくか努力を重ねてこられたのだとわかりました」。そのうえでこう続けた。

 「雅子さまの笑顔に、これからの希望が持てる。私たちもがんばるって」(山下晋司監修/河出書房新社・1600円+税)

 三保谷浩輝

   ◇

【プロフィル】つげのり子

 つげ・のりこ 昭和46年、香川県生まれ。東京女子大卒。放送作家。平成13年からテレビ東京で皇室番組(現在は「皇室の窓」)の構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など。

産経新聞
2020年2月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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