ほんのいえ宮脇書店越谷店「浅草迄」【書店員レビュー】 レビュー トーハン e-hon [レビュー] (日本の小説・詩集/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド) 『浅草迄』 著者 北野武 [著] 出版社 河出書房新社 ISBN 9784309029214 発売日 2020/10/24 価格 1,430円(税込) で購入する ネット書店で購入する 浅草迄 [レビュアー] ほんのいえ宮脇書店越谷店(書店員) ビートたけしの自伝的小説。懐かしい思いを共有し、昭和の匂いや温もりに包まれる。戦後から今につながる時の流れを実感できる。昨今の緊張した日々にギスギスしていると、こういう本で癒される。肩の力がストンと落ちるような感じでしょうか。北野武の生き方そのものに笑わせてもらえる。笑いも毒舌も感性の源がここにある。この本を読むと、波乱万丈ではあるが、さりげない日々の積み重ねが人の一生をつくっているのだとつくづく感じる。 2020年11月30日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 文藝春秋 河出書房新社 ほんのいえ宮脇書店越谷店 浅草迄