【気になる!】新書 『まんが訳 稲生物怪録』

レビュー

6
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まんが訳 稲生物怪録

『まんが訳 稲生物怪録』

著者
大塚 英志 [監修]/山本 忠宏 [編集]
出版社
筑摩書房
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784480074355
発売日
2021/10/07
価格
1,078円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書 『まんが訳 稲生物怪録』

[レビュアー] 産経新聞社

江戸時代の妖怪絵巻が漫画で読める。国際日本文化研究センター所蔵の絵巻をもとに、絵の一部を拡大縮小してコマに割り付けることで漫画化。女の生首が飛び回ったり、大きなたらいが転がったり。動きのある見せ方に、コマ割りによる表現の奥深さを感じる。

「稲生物怪(いのうもののけ)録」は江戸中期、現在の広島県三次市を舞台にした妖怪物語。主人公は1カ月にわたり、屋敷に現れるさまざまな妖怪に脅かされるが、最後まで耐え抜く。明治以降も小説などに取り入れられてきた。隠れたロングセラーを気軽に楽しめる一冊だ。(大塚英志監修、山本忠宏編、ちくま新書・1078円)

産経新聞
2021年11月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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