『ろくでもない英語の言い訳300』
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『ろくでもない英語の言い訳300』中山著
[レビュアー] 池澤春菜(声優・作家・書評家)
もしあなたが絶対に定時に帰りたいとしたら、こういうフレーズを残して去るのはどうだろう。「あなたがこの手紙を読んでいるということは、私はもう職場にはいないでしょう」
この本を読めば英語でも言えるかもしれない。
“By the time you read this letter, I will no longer be at work.”
これはどうだろう?
“Sorry to interrupt while the discussion is heating up, but what exactly am I attending this meeting for?”
「議論が盛り上がっているところすみません、ミーは何しにこの会議に?」
日本語でも英語でも楽しい気の利いた、そして絶対役に立たないフレーズがなんと300。ページをめくるごとに抱腹絶倒。実際たまたまうちに泊まりに来ていたオーストラリア人の従兄弟(いとこ)は、笑いすぎて呼吸困難になっていた。
ろくでもない、役に立たない、でも楽しい。難しい英語の文法や語彙(ごい)に四苦八苦する合間に、こんな本があれば楽しく気軽に英語を学べる、かもしれない。(ダイヤモンド社、1430円)