ちょっとおふざけ気味のタイトル、漫画も随所でギャグをかますなど、異色の乳がん闘病コミックエッセー。コラム版を発表したネット上では「不謹慎だ!」の反響もあったという。
だが5年前、35歳で合コン回数2500回以上と日々を楽しんでいた著者の乳がん発覚の衝撃から、ほぼがんを克服するまでの道のりは、もちろん〈笑えて楽しい〉ばかりではない。「がんにストレスはよくない」と合コンに行き続けるなど前向きで、病気をきっかけに夢をかなえた姿から学べることもあるはずだ。(白戸ミフル著、キノブックス・1000円+税)
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2018年7月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです