『地下鉄の駅はものすごい』
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【気になる!】新書 『地下鉄の駅はものすごい』
[レビュアー] 産経新聞社
昔、地下鉄漫才なるものもあったが、本書は鉄道ジャーナリストの著者が、昭和2年に開業した東洋初の地下鉄・銀座線以来の地下鉄史をたどり、未来の駅のあり方もさぐっている。
日本一深い場所にある駅・大江戸線六本木駅(42・3メートル)の工事はどう行われたか、千代田線明治神宮前駅付近の建設で見つかった化石とは、半蔵門線神保町駅や同錦糸町駅の壁に描かれているものとは-。
東京中心だが路線、駅のホームなど設備・施設の特徴、変貌を貴重な写真とともに紹介。通勤・通学、レジャーにも、これで地下鉄に乗るのが楽しくなる。(渡部史絵著、平凡社新書・960円+税)