ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「平成の世に武士の日本語」【書店員レビュー】

レビュー

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使ってみたい武士の日本語

『使ってみたい武士の日本語』

著者
野火 迅 [著]
出版社
朝日新聞出版
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784022618818
発売日
2016/11/05
価格
726円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「平成の世に武士の日本語」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

「大儀である」「恐悦至極に存じまする」「これはしたり」…等々、時代劇などでよく耳にする定番的「武士語」ですよね。あるいは「岡惚れ」(ひそかに抱く恋心)「一つまいろう」(まずは一杯)というような日常でも使ってみたい(?)言葉も多数。日本語なのか外国の言葉なのか理解不能な横文字言葉が飛び交う平成のデジタル過剰な世に。たまには本書に収録されているような味わい深く品格ある「武士の日本語」にしみじみ触れてみるのもよいではありませんか。時代小説を読む際、時代劇を観る際のお供にもお薦め。そして気になった言葉は日常会話でもさりげなく使ってみましょう。 自分的には大声で怒鳴ったりしたくありませんが、以下の言葉、これは言ってみたいですね。何だかスカッとした気分になりそうなので。では、いきます…

たわけ!! 片腹いたいわ!!
(笑止千万である・傍で見ていて苦々しい)

トーハン e-hon
2017年2月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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