『いい我慢 日本で見つけた夢を叶える努力の言葉』
[レビュアー] 産経新聞社
デンマーク出身のフラワーアーティストで、10代から20年以上日本で活動し、自らのブランドを展開する著者が好きな日本語は「我慢」だという。日本ではネガティブな意味に受け取られるが、著者は「自分の成長、夢をかなえるために今やるべきことをやり抜くこと」ととらえ、その効用を説く。
さらに、日本人的なスピリット「へこたれない」や、東京が持つ「エンドレス・ポテンシャル」の魅力を指摘。「もったいない」の使い方に異議を唱えたりも。
しなやかだが、確固たる生き方、ビジネス哲学、そして日本人論にハッとさせられることも多い。(ニコライ・バーグマン著/あさ出版・1400円+税)